普遍のSNS攻略法|集客&ブランディングを極める!ビジネス運用術

SNSを攻略するポイントは「2つの数字」です。そのたった2つの数字だけを徹底的に改善していけば、アカウントが自然と伸びていきます。X(Twitter)も、Instagramも、YouTubeも、その他のSNSもすべて同じです。SNSにおける普遍的なルールであり、シンプルかつ超強力な攻略法といえます。

そこで、この記事では、この「2つの数字」とは何か、そして、それらの改善方法について、5つのステップで解説していきます。もしも、日々のSNS運用に手応えが感じられないなら、まずは1〜2ヶ月だけでも試してみてください。流れが明確に変わってくるはずです。

目次

滞在時間&エンゲージメントがSNS攻略のカギ

SNSを攻略するのに、難解で複雑なテクニックを覚える必要はありません。本質はシンプルで、たった2つの指標「滞在時間」と「エンゲージメント」を改善することが、アカウントを成長させる本質的なアプローチになります。それぞれの意味と、攻略するための基本を説明しましょう。


指標

滞在時間

滞在時間は、あなたのプロフィールや投稿にどれだけ長くユーザーが留まっているかを表す指標です。SNSのアルゴリズムは、滞在時間が長いアカウントを「質の高い情報を提供している」と判断し、より多くの人に拡散するように設計されています。

滞在時間の長さは、ユーザーがその投稿に価値を感じてる可能性を示すものです。SNSでは、ほとんどの投稿が「秒」でスルーされてしまいますが、そんな状況において、1分、2分、3分と視聴されてるなら、良質な投稿である可能性が高いとアルゴリズムが判断するわけです。

▼滞在時間を伸ばすポイント

ポイント内容
第一印象を整える画像、文章の見た目(漢字、改行等)、アイコン、名前など、パッと見た瞬間に認識できるあらゆる要素を整える
1文目を強力にする冒頭の1文目はキャッチコピー的に作る。バズワードで好奇心をそそったり、読み手の悩みを指摘して自分ごと化させるなど
読みやすくする一文を短くする、句読点を適度に使う、難解な言葉を使わない、読み手の読解力を過信しないなど、とにかくシンプルに書く
途中で飽きない工夫をするダラダラした部分を徹底的になくす。飽きそうな部分で問いかけたり、先の展開を伝えたり、会話を入れるなど工夫する
ストーリーを語る冒頭から何かが起きて、予想もしない展開になっていくと、続きが気になって最後まで読まざるをえなくなる
有益な内容を語る読み飛ばすのがもったいないほどの有益な内容を語る。有益とは、読む前と読んだあとで、読み手に何らかの変化が起きること
ファンを増やす究極的には、日々の有益な投稿や、共感できる投稿によって、ファンを増やしていくこと。ファンはじっくり読んでくれる
指標

エンゲージメント

エンゲージメントは、その投稿が「どれだけ反応されたか?」を示す指標です。いいね、リポスト、コメント、ブックマーク、クリックなど、ユーザーが起こす何らかのアクションをまとめて「エンゲージメント」と呼びます。

SNSのアルゴリズムは、エンゲージメントの多い投稿を「これはユーザーに支持されてる投稿だ!」と判断するようにプログラミングされています。たとえば、いいね1回で何点、コメント1つで何点のようにポイントが加算されていき、ポイントが多い投稿ほど優先的に拡散させる仕組みです。

▼エンゲージメントを伸ばすポイント

ポイント内容
感情に訴える喜怒哀楽を引き出すような投稿は反応されやすい。人は感情が動いたときに、いいねやコメントを残す
共感を生む内容にする赤裸々な体験談や、熱い想いを伝えることで、読み手の「私もそうだった」「私もそう思う」という共感を引き出せる
読み手を巻き込む「あなたはどう思う?」「どっち派?」など、読者が考えたり答えたくなる設計をする
シェアしたくなる情報を含める有益なノウハウ、驚きの事実、保存したくなるリストなどはリポストやブックマークされやすい。
具体的なアクションをうながす「いいねで応援してね」「コメント欄で教えて」など、軽く誘導することで行動されやすくなる
ビジュアル的に価値を高める画像・図解・動画など、視覚的に目を引く素材はクリック・保存のきっかけになる
タイミングとトレンドを押さえる話題のネタ・旬のキーワード・ユーザーがアクティブな時間帯を活用することで反応率が高まる

どのSNSでも、アルゴリズムは「人を滞在させる投稿」や「人に行動を促す投稿」を好みます。なぜかというと、質の高い投稿を拡散させることで、ユーザーの満足度を高め、その結果として「広告収入を増やしたい」からです。ここが理解できてると、どのような活動をしていけばいいか見えてきます。

滞在時間&エンゲージメントを改善!SNS攻略の5ステップ

SNSを攻略し、集客やブランディングなどのビジネスに活用するには、2つの指標「滞在時間」と「エンゲージメント」を高める必要があるとお伝えしました。では、具体的にどうすればこの2つの指標を高めることができるのか、5つのステップで解説します。


STEP

プロフィールの「世界観」を整える

SNSが伸びる人には共通点があります。それは「独自の世界観」を持ってること。世界観とは「あなたが実現したい理想的な未来」のことであり、その未来へと読み手を招待するための「メッセージ」のことです。整理すると次のようになります。

世界観の要素説明
理想的な未来ターゲットをどんな世界に導きたいか?
ターゲット誰を理想的な未来につれていきたいか?
ベネフィットターゲットがこれから経験するプラスの変化は?
実績ターゲットを導くことができる根拠は?
メッセージターゲットに伝えたい熱い想いは?

そして、その世界観の土台となるものが「プロフィール」です。プロフィールはフォローするかどうか判断するときに必ずチェックされるものなので、恥ずかしくない状態に整えてください。

ちなみに、プロフィールの構成要素には、次のようなものがあります。

・名前&肩書き
・アイコン画像
・ヘッダー画像
・自己紹介文
・固定表示する投稿 …など

それぞれのSNSによって細かい仕様は異なりますが、こうした要素のすべてを、ひとつの世界観にあわせて統一感のある状態に整えていきましょう。ここに違和感があると、読み手はあなたのメッセージを素直に受け入れることができません。丁寧に整えてください。

STEP

日々の投稿で「世界観」を強化する

プロフィールの世界観が整ったら、その世界観に沿った投稿を積み重ねていきましょう。SNSは「認知の積み重ね」のメディアです。フォロワーが増えない、反応がないという人の多くは、投稿内容に一貫性がなく、世界観が十分に伝わってない可能性が高いです。

以下のようなチェックポイントに注意しながら、投稿テーマやトーンを統一し、あなたの専門分野や価値観が伝わるようにしてください。

項目説明目的・ねらい
テーマの一貫性投稿内容が毎回バラバラになってないか?認知を明確にして「この人は〇〇の人」と印象づける
トーンの統一感文章の語り口や表現が一貫してるか?キャラや世界観とのブレを防ぎ、安心感を生む
発信の目的なぜこの情報を発信してるのか?投稿が自己満で終わらず、フォロワーに価値が伝わる
専門性専門家としての視点・知識・経験がにじみ出てるか?この人から学びたいと思わせる要素になる
人柄・価値観感情やストーリー、考え方が自然と伝わるか?共感される投稿を増やし、エンゲージメントUP
一貫した印象狙い通りのキャライメージが固まりつつあるか?フォローや滞在時間を後押しする軸になる

ブランディングのカギは一貫性です。一貫性のある投稿を積み重ねて、違和感が残らないようにしてください。「この人は〇〇の人だ」と認知されるようになると、投稿を楽しみにしてくれる人が増えて、滞在時間やフォロー率が自然と高まっていきます。

STEP

専門家として「有益な投稿」をする

SNSのビジネス運用では「有益な情報」を投稿することを意識しましょう。世界観に共感してくれた人が「この投稿が役に立った!」と思ってくれるような投稿です。思わずブックマークしてくれたり、リポストなどの拡散行動をしてくれる可能性が高まります。

特に「読んですぐ実践できるノウハウ」や「何度も使えるチェックリスト」などは、有益性を感じてもらいやすく、滞在時間や保存数が伸びやすい傾向にあります。

チェック項目内容
すぐに実践できるか?読んだその日から使えるノウハウ・アドバイスがあるかどうか。行動につながる投稿は「保存・拡散」されやすい
具体例や事例があるか?抽象論だけでなく、リアルな実例・数字・プロセスを含めてるかどうか。信頼感と説得力が増し、理解しやすくなる
情報が整理されているか?必要な情報が過不足なくそろっていて、わかりやすくまとまってるかどうか。ブックマークしたくなると理想的
ロジックは明確か?背景・原理をセットで説明してるかどうか。本質を理解してもらえたり、他の投稿との差別化になる

投稿の一部が、そのまま「教材」になるような感覚を意識すると、読み手が「有料レベルの投稿だ!」と思ってくれやすいです。「この人の投稿はスゲー!」と思ってもらえるような投稿を繰り返すことで、自然とファンが増えていきますし、滞在時間やエンゲージメントも増えていきます。

STEP

人間として「共感を生む投稿」をする

「有益な投稿」はSNSのビジネス運用において重要なものですが、不思議なことに、有益な投稿ばかり配信していても思ったように伸びていきません。というのも、SNSは「誰が発信してるか?」がとても重要なメディアだから。情報発信者の「人間としての魅力」が必要不可欠だからです。

なので、滞在時間やエンゲージメントを伸ばしたいなら、有益であることは大前提として、そこに「共感」のエッセンスをもりこんでいきましょう。たとえば、次のような感じです。

・「3年間ブログで稼げなかった」
・「以前はブラック企業で働かされていた」
・「自分に自信を持てず引きこもっていた」

こうした、あなたの過去の失敗、悩み、乗り越えたエピソードなどを投稿してみてください。すると、読み手は「この人は私と同じだ!」と共感し、コメントをくれたり、フォローしてくれたりします。飾らないリアルな人間性を見せることが、読者との心理的距離が縮め、エンゲージメントを増やす秘訣です。

STEP

壁のない「交流の雰囲気」を作る

SNSは「情報発信ツール」ですが、それと同時に「コミュニケーションツール」でもあります。特に「X」には昔から「交流の文化」があって、コメントのやり取りを丁寧にやるだけでアカウントに勢いが出てくるのが特徴です。

難しく考える必要はなくて、職場や日常生活で「あいさつ」するのと同じ感覚でOKです。

・コメントをもらったら → 返事をする
・いつもコメントをくれる人がいるなら → その人の投稿にコメントする

気軽にコメントのやり取りをしてると、これだけで自分の投稿を見てくれる人がどんどん増えていきます。エンゲージメントが増えていきますし、滞在時間も自然と増えていきます。結果として拡散されやすくなり、アカウントが右肩上がりに伸びていくはずです。


この5ステップをコツコツやりつつ、ビジネスの導線を組んでいけば、自然な流れで見込み客が集まってくるようになります。価値ある情報に有益性を感じ、世界観に共感してくれた見込み客を集めることができれば、あなたのビジネスにも大きなプラスになるはずです。

SNSをフル活用して「集客」と「ブランディング」を上手に進めていきたいですね!

SNSで「停滞感」を生まないための3つのポイント

ここまでSNSの攻略法についてお話ししてきましたが、実際に運用を始めると、いろいろ「壁」にぶち当たることも少なくないと思います。たとえば「まったく反応がない」「フォロワーが増えない」「ネタが尽きてきた」といった、だれもが経験する悩みです。

そこで、このセクションでは、こうした壁を事前に回避するためのポイントを3つご紹介します。壁にぶち当たったまま停滞してしまうと、いつまでたってもビジネスの成果につながりません。これらのポイントを意識して、常に右肩上がりの運用を心がけてください。


Point

自分からコメントする → 反応が増える

有名人でもないかぎり、私たち一般人が最初から反応を取れるわけではありません。なので、自分から他人の投稿にコメントするようにしてください。プライドとか捨てて、他人の投稿に「これは素敵ですね!」とか「僕もそう思います!」といったコメントをコツコツ残していくわけです。

1ヶ月くらいやってると、自分の投稿にもいいねやコメントが自然とつきはじめます。人間には「返報性の法則(もらったらお返ししたくなる心理)」があるので、必ずそうなるわけです。この状態になってからがSNSの運用スタートと思ってください。

Point

自分からフォローする → フォロワーが増える

フォロワーが増えないというのも、初心者に共通する悩みです。なので、ここでも「返報性の法則」を利用しましょう。つまり、まず自分からフォローするわけです。するとフォローバックしてくれる人が必ずいます。最初はこのやり方で、たとえば「1,000人」などの節目の数字をクリアしてください。

フォロワー数の「数」が増えてくると、逆にフォローされることも増えていくので、そうした流れが生まれるまで、まずは自分から気軽にフォローしていくのが現実的な取り組み方です。

Point

同じネタを投稿してもOK → 負担感が減る

投稿するネタがなくて悩む方も多いですが、そういう方に言いたいのが「過去の投稿をリライトして投稿しましょう!」ということです。数ヶ月間隔をあければ、まったく同じ文章でもかまわないと思います。同じネタを、何度も何度も投稿すればいいんです。

先ほどお話しした「あなた独自の世界観」というのを確立するうえで、むしろ同じネタを繰り返し投稿していくのは好ましいです。伝えたい核となるメッセージがあるのであれば、むしろそれを一貫性を持って繰り返し訴えかけていきましょう。


SNS運用は長期戦です。短期目線で一喜一憂せずに、10年、20年と使っていくイメージで、丁寧にアカウントを育てていくことをおすすめします。小手先のテクニックもいろいろありますが、結局は「人」が重要です。あなた自身をブランディングしながら、あなたのファンを増やしていってください。


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