売れるテーマの見つけ方|刺さるコンセプトを生み出す5ステップ

「売れるテーマ」を見つけることはオンラインビジネスで成功するカギであり、それを実現するには「刺さるコンセプト」の発掘が必要不可欠です。コンセプトとはターゲットユーザーが「おっ?!」っとなる切り口のことであり、刺さるコンセプトさえ発掘できれば、むしろ相手から「売ってくれ!」と依頼されるようになります。
もはや、ビジネスが軌道に乗ること間違いなしですね!
ということで、このページでは、売れるテーマの見つけ方について掘り下げてご説明していきます。刺さるコンセプトを発掘し、売らずに売れる状態を整えていきましょう。
売れるテーマ = 刺さるコンセプトを含むテーマ
オンラインビジネスに挑戦するなら、まず最初に「ジャンル」と「テーマ」を決めましょう!
ジャンルには、たとえば「ビジネス系」「投資系」「恋愛系」「ダイエット系」などがあり、たとえば「ビジネス系」のジャンルのなかに「メルカリ」「ブログ」「コンテンツ販売」「アフィリエイト」などのテーマがあります。ジャンルという大きなくくりがあって、そのなかにテーマがいろいろあるというイメージです。
そして、このページでお話しする「売れるテーマ」というのは、ズバリ「刺さるコンセプトを含むテーマ」のことだと思ってください。くわしく説明しましょう。
そもそも「コンセプト」とは何か?
コンセプトとは、あなたが提供するものに「価値」をもたらすものです。
たとえば…
・コンセプトなし:「お米」
・コンセプトあり:「無洗米」
前者の「お米」にはコンセプトがありません。珍しくもなんともないですし、空腹を満たす以外の特別の価値はないといえます。
一方で、後者の「無洗米」にはコンセプトがあります。つまり「洗わなくていい」という、消費者にとっての価値があるわけです。世の中には「お米をいちいち洗うのがめんどくさい」とか、キャンプや被災地などで洗いたくても洗えないケースなどもあります。
そうした人たちにとっては「わざわざ選んででも買いたいお米」だったりするわけです!
つまり…
「コンセプト」=「誰に・何を・どのように?」
コンセプトというのは、あなたの発信・商品・サービスが「わざわざ選ばれる」ためのカギになるもので、ひと言でいうと「誰に・何を・どのように?」を明確にするものです。
要素 | 内容 |
---|---|
① 誰に? | ターゲットユーザーは誰か? |
② 何を? | どんな変化・成果・価値を届けるか? |
③ どのように? | どんな方法・価値観・視点でアプローチするか? |
先ほどの「無洗米」の事例も、この「誰に・何を・どのように?」のエッセンスがちゃんと含まれてるのがわかるでしょうか?
ブログやSNSの発信でも、商品やサービスを販売する場合でも、ターゲットユーザーの心に刺さるコンセプトがあれば、その人は「これは自分のためのものだ!」と無意識的に感じてくれます。いわゆる「自分ごと」になり無視できなくなるわけです。
そうなってはじめて、こちらの話に耳を傾けてくれるようになりますし、商品やサービスにも興味を持ってくれるようになります。逆にいうと、刺さるコンセプトがなければ、何を言っても無視されますし、商品やサービスにも興味を持ってもらえないということになるわけです。
コンセプトメイクの実践5ステップ
コンセプトを発掘する作業「コンセプトメイク」の一般的な手順をご説明したいと思います。基本は「誰に・何を・どのように?」を明確にしつつ、ターゲットユーザーがパッと見た瞬間に興味を持ってくれるような表現に落とし込んでいく作業です。
具体的には、次の5ステップで作業することをおすすめします。
誰に向けて提案するか決める
まずはターゲットユーザーがどんな人かを明確にしていきましょう。つまり、どんな人の、どんな悩みを解決するのかということですね。ポイントとしては「 属性(年代・状況)」×「悩み」の掛け算で具体化していくと考えやすいかもしれません。たとえば「70代のおじいちゃん」×「スマホの使い方がわからない」といった具合です。
例)平日は仕事が忙しくて副業に時間が割けない20代会社員
例)子育てしながら自宅で収入を得たい主婦
例)ブログを書いても1円も稼げなかった初心者
どんな未来に導くか決める
ターゲットユーザーに自分ごととして興味を持ってもらうには「この人の提案なら未来が変わりそう!」と感じてもらうことが大切です。逆にいえば「相手にとっての理想の未来」が明確になってる必要があるということですね。 数字・情景・生活の変化などを使って理想の未来がイメージできるようにしてあげましょう。
例)毎日1時間だけの作業で月3万円の副収入を得られる状態に
例)ブログで月5万円稼ぎ、保育園代をカバーできるようになる
例)朝ゆっくりコーヒーを飲んでから仕事する在宅ライフ
自分が提供できる価値や手段を整理する
自分がターゲットユーザーに提供できる価値を明確にしましょう。あなたの知識・スキル・経験・ノウハウを、思いつくままどんどん書き出してみてください。 そこから「相手にとっての理想の未来」を実現するのに役立つものをピックアップしていきます。自分だからこそ語れることを書き出すと説得力が増すのでおすすめです。
例)未経験からコツコツやって月5万円稼げるようになった方法
例)ブログ運営×X運用×LINEステップ配信の仕組み化ノウハウ
例)クラウドソーシングで実績ゼロから案件を獲得した体験談
ライバルとの差別化ポイントを見つける
自分の提案を選んでもらうには、たくさんいるライバルのなかから「わざわざ選ぶべき理由」が必要になります。たとえば「ターゲットを絞る」「他とは違う欲求を満たす」「自分のストーリーを絡める」などなど、いろいろ工夫する必要が出てくるわけです。相手がメリットに感じるような差別化ポイントを考えてみてください。
例)難しいマーケティング用語は使わず、初心者でも理解できる発信
例)顔出し・声出しなしでもOKな仕組みづくりに特化
例)元ブラック企業勤めのリアルな副業ストーリー
キャッチコピー化する
ここまでのステップで「誰に・何を・どのように?」が明確になってきたので、それを「キャッチコピー」の形に整理しましょう。ターゲットユーザーが思わず「んっ?」「なになに?」「詳細を知りたい!」と反応するような表現を工夫してみてください。ビフォー・アフターの変化が伝わるように演出するのがポイントです。
例)「顔出し・声出しなし。在宅で月5万を叶える副業ロードマップ」
例)「ワンオペママでも月10万!主婦が教える現実的なブログ戦略」
例)「売るのが怖いを卒業!仕組みで売るマーケ講座」
せっかく作ったコンセプトは、SNSやブログの「プロフィール」や「発信軸」に落とし込むのもおすすめです。逆にいうと、商品・サービス・日常の発信のすべてに「一貫性」をもたせること。コンセプトに一貫性があると、ブランディングになりますし、専門家としての信頼性も高まります。
効果的なコンセプトを見つける6つの切り口
コンセプトメイクの手順をご説明しましたが、実際やろうとすると、手が止まってしまう方も少なくないかもしれません。というのも「頭の中から書き出す作業」に苦手意識を持つ方が多いからです。そこで、思考がスムーズに流れるように、6つの切り口を用意しました。
まずは、これらの質問について考えてみて、それからあらためて「コンセプトメイクの実践5ステップ」に戻っていただければ、作業がスムーズに進むはずです。
経験ベースの切り口
・自分が過去に悩んだことは?
・そこからどうやって抜け出した?
・そのプロセスのなかに誰かの役に立てそうなノウハウは?
例)「3年間成果が出なかった副業初心者が、やっと月1万円を達成できた方法」など
価値観ベースの切り口
・あなたが大切にしていることは?
・他の人とズレているかもしれない「自分にとっての正義」は?
例)「頑張りすぎない副業」「顔出ししない自由な働き方」など
ターゲットの悩みから逆算する切り口
・あなたの発信が役立ちそうな読者はどんな悩みを抱えてる?
・その悩みに対して、自分が提供できる視点や方法は?
例)「何者でもない自分が発信していいの?と思ってる人へ」など
差別化ポイントから生み出す切り口
・あなたのやり方は、他の人とどこが違う?
・自己流のやり方で驚かれた経験はある?
例)「バズらないけど、着実に収益が伸びるブログ戦略」など
目指す未来から逆算する切り口
・読者にどんな未来を提供したい?
・そのために逆算して必要になる「考え方」や「行動」は?
例)「朝ゆっくり起きて、静かにコーヒーを飲む。そんな優雅な時間を楽しむための副業設計」など
自分が惹かれる人・憧れる人からヒントを得る
・どんな発信者に共感する? その理由は?
・その人のどんな「想い」や「切り口」に共鳴する?
例)「あたっちさんのような経験に基づく深みのある情報発信に憧れる」など ← 自画自賛^^;
いずれにしても、コンセプトメイクは時間がかかることがあります。これは「そういうもの」だと思ったほうがいいですし、だからこそ時間をかけてでも、納得いくコンセプトを粘り強く考えることが大切です。刺さるコンセプトが見つかったら、それはまさに「お宝」。じっくり考えてみてください。