売れるテーマの見つけ方|刺さるコンセプトを生み出す5ステップ

「売れるテーマ」を見つけることはビジネスで成功するカギであり、それを実現するには「刺さるコンセプト」の発掘が必要不可欠です。コンセプトとはターゲットが「おっ?!」っと気になってしまう切り口のことであり、刺さるコンセプトさえあれば、むしろ相手から「売ってください!」とお願いされることもありえます。

そこで、この記事では「売れるテーマの見つけ方」について掘り下げて考えていきましょう。刺さるコンセプトを発掘し、売り込まなくても売れる状態を整えてください。

目次

売れるテーマには「刺さるコンセプト」が必要

オンラインビジネスで成功するには、ありとあらゆる場面で「コンセプト」が求められます。たとえば、SNSで情報発信するなら、情報発信者である「あなた自身」にコンセプトが必要です。毎回の「投稿内容」にもコンセプトが必要ですし、何か「商品やサービス」を販売するなら、そこにもコンセプトがないといけません。

ネットの世界にはライバルが山ほどいるため、ターゲットユーザーの興味・関心を強力に引き付ける「刺さるコンセプト」がないと見向きもしてもらえないからです。

そもそも「コンセプト」とは?

コンセプトとは、あなたが提供するものに「価値」をもたらす仕掛けです。たとえば「お米」と「無洗米」を比較してみたときに、前者の「お米」にはコンセプトがありません。珍しくもなんともないですし、空腹を満たす以外の特別の価値はないといえます。

一方で、後者の「無洗米」にはコンセプトがあります。つまり「洗わなくていい」という、消費者にとっての価値があるわけです。世の中には「お米をいちいち洗うのがめんどくさい」とか、キャンプや被災地などで洗いたくても洗えないケースなどもあります。そうした人たちにとって「無洗米」は「わざわざ選んででも買いたいお米」だったりするわけです。

・「お米」 → コンセプトなし
・「無洗米」 → コンセプトあり

勘違いしないでいただきたいのですが、どちらが良い/悪いという話ではありません。ターゲットユーザーにとって、わざわざ「それ」を選ぶ理由があるかどうかということです。理由があれば、価格はどうあれ、そちらが選ばれるということになります。

刺さるコンセプトを生み出す3つのポイント

コンセプトというのは、あなたのビジネスのあらゆる要素が「わざわざ選ばれる」ためのカギになるものです。突き詰めていえば「誰に?」「何を?」「どのように?」の3つのポイントを明確にするもので、先ほどの「無洗米」の事例にも3つのエッセンスがちゃんと含まれています。

ポイント説明
① 誰に?ターゲットユーザーは誰か?
② 何を?どんな変化・成果・価値を届けるか?
③ どのように?どんな方法・価値観・視点でアプローチするか?

ブログやSNSの発信でも、商品やサービスを販売する場合でも、ターゲットユーザーの心に刺さるコンセプトがあれば、その人は「これは自分のためのものだ!」と無意識的に感じてくれます。いわゆる「自分ごと」になり無視できなくなるわけです。

そうなってはじめて、こちらの話に耳を傾けてくれるようになりますし、商品やサービスにも興味を持ってくれるようになります。逆にいうと、刺さるコンセプトがなければ、何を言っても無視されますし、商品やサービスにも興味を持ってもらえないということになるわけです。

コンセプトメイクの実践5ステップ

コンセプトの概要が理解できたところで、次はコンセプトを発掘する作業「コンセプトメイク」の一般的な手順をご説明しましょう。基本は「誰に・何を・どのように?」を明確にしつつ、ターゲットユーザーがパッと見た瞬間に興味を持ってくれるような「キャッチーな表現」に落とし込んでいくことです。

具体的には、次の5ステップで作業することをおすすめします。


STEP

誰に向けて提案するか?

まずはターゲットユーザーの人物像を明確にしていきましょう。つまり、どんな人の、どんな悩みを解決するのかということです。「 属性(年代・状況)」×「悩み」の掛け算で具体化していくと考えやすくなります。たとえば「70代のおじいちゃん」×「スマホの使い方がわからない」といった具合です。

例)平日は仕事が忙しくて副業に時間が割けない20代会社員
例)子育てしながら自宅で収入を得たい主婦
例)ブログを書いても1円も稼げなかった初心者

STEP

どんな未来に導くか?

ターゲットユーザーに「自分ごと」として興味を持ってもらうには、その相手にとっての「理想の未来」が明確になってる必要があります。 数字・情景・生活の変化などを使って理想の未来がイメージできるようにしてあげましょう。

例)毎日1時間だけの作業で月3万円の副収入を得られる状態に
例)ブログで月5万円稼ぎ、保育園代をカバーできるようになる
例)朝ゆっくりコーヒーを飲んでから仕事する在宅ライフ

STEP

自分が提供できる価値や手段は?

自分がターゲットユーザーに提供できる価値を明確にしましょう。あなたの知識・スキル・経験・ノウハウを、思いつくままどんどん書き出して、 そこから「相手にとっての理想の未来」を実現するのに役立つものをピックアップしてください。自分だからこそ語れることを書き出すと説得力が増します。

例)未経験からコツコツやって月5万円稼げるようになった方法
例)ブログ運営×X運用×LINEステップ配信の仕組み化ノウハウ
例)クラウドソーシングで実績ゼロから案件を獲得した体験談

STEP

ライバルとの差別化ポイントは?

自分の提案を選んでもらうには、数多いライバルのなかから「わざわざ選ぶべき理由」が必要です。たとえば「ターゲットを絞る」「他とは違う欲求を満たす」「自分のストーリーを絡める」など、いろいろ工夫する必要があります。相手がメリットに感じるような差別化ポイントを考えてみてください。

例)難しいマーケティング用語は使わず、初心者でも理解できる発信
例)顔出し・声出しなしでもOKな仕組みづくりに特化
例)元ブラック企業勤めのリアルな副業ストーリー

STEP

キャッチコピー化すると?

ここまでのステップで「誰に・何を・どのように?」が明確になってきたので、それを「キャッチコピー」の形に整理しましょう。ターゲットが思わず「ん?」「なになに?」「詳細を教えて!」と反応するような表現を工夫してみてください。ビフォー・アフターの変化を演出するのがポイントです。

例)「顔出し・声出しなし。在宅で月5万を叶える副業ロードマップ」
例)「ワンオペママでも月10万!主婦が教える現実的なブログ戦略」
例)「売るのが怖いを卒業!仕組みで売るマーケ講座」


せっかく作ったコンセプトは、SNSやブログの「プロフィール」や「発信軸」に落とし込みましょう。逆にいうと、商品・サービス・日常の発信のすべてに「一貫性」をもたせるということです。コンセプトに一貫性があると、ブランディングになりますし、専門家としての信頼性も高まります。

効果的なコンセプトを見つける6つの切り口

コンセプトメイクの手順をご説明しましたが、実際やろうとすると、手が止まってしまう方も少なくないかもしれません。というのも「頭の中から書き出す作業」に苦手意識を持つ方が多いからです。そこで、思考がスムーズに流れるように「6つの切り口」を用意しました。

まずは、これらの質問について考えてみて、それからあらためて「コンセプトメイクの実践5ステップ」に戻っていただければ、作業がスムーズに進むはずです。


切り口

経験ベースの切り口

・自分が過去に悩んだことは?
・そこからどうやって抜け出した?
・そのプロセスのなかに誰かの役に立てそうなノウハウは?

例)「3年間成果が出なかった副業初心者が、やっと月1万円を達成できた方法」など

切り口

価値観ベースの切り口

・あなたが大切にしていることは?
・他の人とズレているかもしれない「自分にとっての正義」は?

例)「頑張りすぎない副業」「顔出ししない自由な働き方」など

切り口

ターゲットの悩みから逆算する切り口

・あなたの発信が役立ちそうな読者はどんな悩みを抱えてる?
・その悩みに対して、自分が提供できる視点や方法は?

例)「何者でもない自分が発信していいの?と思ってる人へ」など

切り口

差別化ポイントから生み出す切り口

・あなたのやり方は、他の人とどこが違う?
・自己流のやり方で驚かれた経験はある?

例)「バズらないけど、着実に収益が伸びるブログ戦略」など

切り口

目指す未来から逆算する切り口

・読者にどんな未来を提供したい?
・そのために逆算して必要になる「考え方」や「行動」は?

例)「朝ゆっくり起きて、静かにコーヒーを飲む。そんな優雅な時間を楽しむための副業設計」など

切り口

自分が惹かれる人・憧れる人からヒントを得る

・どんな発信者に共感する? その理由は?
・その人のどんな「想い」や「切り口」に共鳴する?

例)「〇〇さんのような経験に基づく深みのある情報発信に憧れる」など


コンセプトメイクには、多少時間をかけてもOKです。パパッとテキトウにすませずに、少し時間をかけて、納得いくコンセプトを粘り強く考えてください。コンセプトがダメだと、全部がダメになる恐れがあります。逆にいえば、刺さるコンセプトさえ見つかれば、そのビジネスは成功間違いなしです。


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