SNSを継続する秘訣｜挫折する３大原因と時短で楽に運用する方法

まずは、あなたが取り組んでる「専門分野」に関するネタを書き出してください。多ければ多いほどいいです。使うかどうかは別として、ネタを片っ端から洗い出していきましょう。作業手順は次の３段階で考えるといいです。

こうしたステップを踏んでネタ出ししていくと、ネタは芋づる式に出てきます。まずは練習と思って、とりあえず「20〜60本くらい」のネタを考えてみてください。

SNSで成功するには「その他大勢」を抜け出して「ターゲットにとっての特別な人」になる必要があります。つまり「ファン」になってもらって「この人の投稿は必ずチェックしたい！」と思ってもらう必要があるということです。

では、ファンになってもらうにはどうすればいいかというと、専門家として信頼できるのは大前提として、自分という人間を好きになってもらう必要があります。専門知識を発信するだけでは不十分で、それとは別に「人柄」が伝わるような投稿も適度に織り交ぜる必要があるということです。

なので、専門分野以外に関するネタも書き出しましょう。あなたの人柄が伝わるようなネタです。たとえば、次のような切り口で考えてみてください。

あなた自身を表現するネタなので、あなたが自分で考える必要があります。逆にいうと、ネットで検索しても出てこないネタばかりなので、あなたのSNSアカウントに他とは違う魅力を生み出す武器になります。これも練習として、とりあえず「10〜30本くらい」のネタを書き出してみてください。

専門分野に関するネタが「20〜60本」と、専門分野以外のネタが「10〜30本」集まったら、これらのネタを使って、投稿をまとめて作ってください。毎日１本とかではなくて、一気にまとめて投稿を作ってしまうということです。

専門60本＋専門以外30本＝90本の投稿をまとめて作れば、１日１本で３ヶ月分の「投稿セット」になります。専門20本＋専門以外10本＝30本なら、３日に１本で３ヶ月分です。

たとえばＸ（Twitter）は毎日投稿が基本なので90本くらいはほしいです。一方で、インスタなどは、とりあえず３日に１本の30本でもかまわないと思います。大事なのは継続することなので、まずはまとまった本数を「投稿セット」として作ってください。

投稿をセットで作ってる間は、普段の投稿は思い切ってお休みしてもいいと思います。一定期間お休みして、その間に「質の高い投稿」をセットで作り、すべて仕上がってから仕切り直しするわけです。中途半端な状態で投稿を続けるよりも、長い目で見てプラスのほうが大きいのではないでしょうか。

投稿のセットが完成したら、それを投稿していきましょう。おすすめは「予約投稿機能」で自動配信することです。週に１回、あるいは月に１回、まとめて予約投稿の設定作業をするわけです。

予約投稿設定をしておけば、決まった時間に勝手に投稿されます。コメントをもらったら、それに返事するだけでよくなります。これだけで、SNS運用がかなり楽になるはずです。

さらに、セットを全部使い切ったら、同じ投稿を繰り返し投稿してください。ちょっとリライトしたほうが好ましいですが、内容を大幅に変える必要はありません。むしろ、同じメッセージを何度も何度も繰り返し伝えることが、アカウントの世界観を作るうえで必要なことだったりもします。

同じ内容を投稿したら読み手に失礼じゃないかと思うかもしれませんが、それは自意識過剰すぎます。だれも、あなたの投稿を一言一句正確には覚えてません。人間の暗記のメカニズムには「長期記憶」と「短期記憶」の２種類ありますが、SNSを見てる人たちは脳が「短期記憶」のモードなので、むしろ同じ内容を何度も伝えてあげないとダメなんです。

なのでビビる必要はありません。同じメッセージを、少し表現をアレンジしながら、何度も何度も繰り返し伝え続けていきましょう。

あとは必要に応じて新規記事を追加していきましょう。「投稿セット」を一回作って終わりではなくて、継続的にメンテナンスしながら、クオリティをどんどん高めていくのが成功の秘訣です。

一回投稿することによって、エンゲージメントやコメントなどの「生のデータ」が手に入ります。そうした、あなただけのデータを活用しながら、理路整然とメンテナンスしていくわけです。この繰り返しによって、あなたのメッセージが研ぎ澄まされていきます。