実績ゼロでもOK!あなたの経験から「売れるネタ」を発掘する方法

オンラインビジネスで成功するカギは「独自の一次情報」であり、それを発掘するには自分の「経験」を掘り下げていく作業が欠かせません。人は誰でも「自分だけの経験」をしてきてるものですし、過去に悩んだことや、苦しんだこと、あるいは、うまくいったことを掘り下げて考えていくと、あなたにしか語れない独自の「売れるネタ」がきっと見つかるはずです。

ということで、この記事では、あなたのこれまでの経験を掘り下げて、ビジネスのアイデアを見つける手順をお伝えしていきます。あなたがすでに持っている「売れるネタ」を掘り起こしていきましょう。

目次

あなたの「経験」はビジネスの武器になる

今の時代、ただの「情報」はネット上にあふれかえっています。すでに情報過多といえる状況になっていて、情報だけを発信していても、個人ビジネスでは勝ち目がありません。

整理すると、次のような状況です。

・情報の「量」や「早さ」 ← 大手メディアには太刀打ちできない
・情報の「質」 ← 品質には上限がなく、上には上がいる

つまり、個人でビジネスするなら、ただの情報だけで勝負するのは現実的に厳しいということ。情報以外の武器を何か持ってないと、頑張っても、頑張っても、努力がなかなか報われないということになります。

そこで大事になってくるのが、あなただけの実体験をベースにした「一次情報」です。

一次情報とは、あなたが実際に「どこで、何に悩み、何を感じ、どう乗り越えたか」というリアルな現場感覚のことで、そこには、あなた自身の言葉や感情が含まれた、他の誰にも真似できないストーリー性があります。ただの情報にプラスアルファの価値をもたらすものが「一次情報」になるわけです!

ちなみに、ビジネスに「一次情報」が必要な理由は次の3つあります。

理由

「共感」を生むから

リアルな体験談には、心を動かす力があります。理屈や正論を聞かされてもおもしろくないですが、誰かが失敗して困った話とか、そこから頑張って乗り越えた話などは、思わずワクワク・ドキドキしてしまうものだからです。しかもそこに、読み手の体験とリンクする部分があったらどうでしょう。強い「共感」が生まれ、あなたの発信する情報に特別な価値を感じてくれるようになるはずです。

理由

「信頼」につながるから

ネット空間には「コピペ」の言葉が散乱しています。借り物の、実態のない、薄っぺらい言葉です。そんななかで、あなたが「実際に経験したこと」を自分の言葉で語れば、それだけで情報の信頼性がグッと高まります。「この人の情報は本物だ!」という情報発信者としての信頼感にもつながり、ビジネスにおける評価や成果にもプラスの影響をもたらすはずです。

理由

「差別化」できるから

まったく同じ内容を発信していても、「誰が語るか?」によって伝わり方は大きく変わります。たとえば、太った人がダイエットを語るのと、理想的なスタイルを維持している人が語るのとでは、聞き手の納得感や信頼度はまったく違ってきますよね。これからは、「何を伝えるか?」だけでなく、「どんな背景や想いをもつ人が伝えるか?」が重要になっていきます。つまり、あなた自身の経験やストーリーこそが、他の誰とも違う「あなただけの価値」になるわけです。

情報の「量」や「早さ」、あるいは「高度な専門性」で勝負するのは、個人で取り組むビジネスとしては、あまりにも分が悪い戦略です。実体験に基づいた一次情報をベースにビジネス展開していく方が、差別化が楽ですし、個人で戦ううえで現実的な選択肢ではないでしょうか。

逆にいうと、これは「実績がなくても大丈夫」だということ!

たとえ、すごい実績を持ってなくても、今まさに問題を抱えて悩んでる誰かにとっては、少し前のあなたの経験こそが参考になるからです。あなたの過去の悩みを掘り下げ、その解決法を共有してあげれば、あなたは彼らの「道しるべ」になれます。それは、どんなビジネス書にも真似できない「あなただけ」の価値です。

ということで…

あなたの経験を「売れるネタ」に変える5ステップ

あなたのこれまでの経験を掘り下げて「売れるネタ」を発掘していきましょう。そのための具体的な手順を、5つのステップでご説明していきます。あなたの経験には大きな価値があり、その価値を待ってるお客様がいらっしゃいます。そのお客様のためにも、自分のなかに眠っている価値を発見し、それを形にしていきましょう。

STEP

過去の悩みを棚卸しする

まず最初にやっていただきたいのが、これまでに自分が「悩んだこと」や「うまくいかなかった経験」を思い出すことです。

・どんなことで悩んでいましたか?
・そのとき、どんな気持ちでしたか?

たとえば…

「副業を始めたいけど、何から手をつけたらいいか分からなかった」
「仕事が忙しすぎて、自分の時間なんて取れなかった」
「新しいことに挑戦したいのに、自信が持てなかった」

こうした悩みやつまずきの記憶は、あなただけの貴重な「資産」です。なぜなら、あなたがつまずいた場所には、今まさに同じことで立ち止まっている人が必ずいるから。「過去のあなた」と同じように悩んでいる誰かにとって、あなたの経験はきっと貴重なヒントになります。

STEP

悩みを解決したプロセスを書き出す

過去の悩みをいろいろ思い出したら、そこからひとつ選んで、その悩みを「どうやって解決したのか?」を具体的に思い出してみてください。

・どんなことが「きっかけ」で解決した?
・誰かのアドバイスや、参考にした情報は?
・どんな行動を、どんな順番で試した?
・そのなかで失敗したことや、つまずいたことは?
・最終的にうまくいった「決め手」は何だった? …など

ここで大事なのは、完璧な成功体験じゃなくてOKということ。むしろ、迷ったり、遠回りしたり、うまくいかなかった過程こそが、読み手にとって最もリアルで参考になるポイントだったりするからです。

あなたがどう考え、どう行動し、どう気持ちを立て直してきたのか。その試行錯誤のストーリーこそが、今まさに問題を抱えて困ってる人にとっての希望になります。

STEP

再現可能なノウハウとして体系化する

問題解決したときの情報を書き出したら、それを「再現可能」な状態に再構築していきましょう。つまり、あなたがたまたまうまくいったというだけではなく、他の人が同じ手順を踏めば、必ず同じように成果が出せるというレベルまで、手順やポイントを整理するということです。

たとえば、次のような整理のしかたがあります。

まとめ方説明
ステップとして流れを整理するプロセスの順番が見えるようにする
チェックリストにまとめる実行すべき項目を明確にしてあげる
フレームワーク化する「〇〇の法則」といった規則性を整理する
ツール化する理屈がわからなくても実行できるようにプログラミングする
テンプレート化する当てはめるだけで真似できるようにする
図解でビジュアル化する複雑な概念をシンプルな図に整理する
ケーススタディを示す実践例を条件ごとに示す

ここでのゴールは、「自分も真似できそう!」と思ってもらえる状態をつくること。そのためには、シンプルに、わかりやすく、行動に移しやすい形に落とし込むことが大切です。あなたが悩みを乗り越えてきた「道のり」を、他の人でもたどれるように、地図のように可視化してあげましょう。

STEP

情報発信しながらノウハウを磨く

ノウハウを整理したら、それを第三者に試してもらいましょう。自分では再現性があると思っていても、他の人が試すと真似できなかったり、期待した結果にならなかったりすることがあるからです。

・どうしたら他の人でも真似できるか?
・どうしたら他の人でも期待した結果を出せるか?

こうしたことを試行錯誤しながら、ノウハウの精度を高めていきましょう。実践するための条件を追加したり、作業手順を追加したり、わかりにくい部分をわかりやすくしたりすることで、ただのアイデアが、再現性のあるノウハウへと進化していきます。

ちなみに、ノウハウを検証するときは「情報発信」しながら取り組むと効率的です。たとえば、次のようなやり方が考えられます。

・ブログやSNSに投稿する
・PDFや動画などの教材にして配布する
・コンサルやサービスとして提供する

この段階では「無料」あるいは「超低価格」で提供するのがおすすめです。利益を出すよりも、ノウハウのブラッシュアップを目的に取り組んでください。「過去の自分に届けるなら、どんな形がわかりやすいか?」と考えると、自然に方向性が見えてくるはずです。

このステップで得られるのはノウハウの改善だけではありません。発信活動を通じて、あなた自身の信頼も積み上がり、少しずつ「この人の話なら信じられる」という空気が生まれていきます。

STEP

ノウハウをビジネス展開して収益化する

ノウハウをブラッシュアップし、再現性に一定のメドがついたら、それを必要としている人に届けて収益化するステップです。「稼ぐ」ことに罪悪感みたいなのを感じる人もいらっしゃいますが、困ってる人に解決策を提供できるなんて素敵なことですよね。価値に見合った対価を堂々と受け取ってください。

価値提供のやり方は、人それぞれいろいろあります。

・スキルマーケットでサービスとして出品(ココナラ等)
・プラットフォームでコンテンツを出品(Kindle、Udemy等)
・SNS等で集客して個人向けコンサルティング

…などなど

コンテンツやサービスをお客さんが受け取れるように準備し、そこに決済の仕組みを導入して、あとはSNSなど駆使して集客すればビジネスが成り立ちます。個人でもビジネスの仕組みを構築しやすいのが、オンラインビジネスの魅力ですね。

あなたの経験にもとづく一次情報は、ググっても出てこない超貴重な情報です。唯一無二の価値がありますし、それを必要としてる人が必ずいます。だから、すごい実績など必要ありません。自信を持って大丈夫。あなたの経験を活かして、あなただけのビジネスを形にしていきましょう!

なぜ「売れるネタ」が見つからないのか?

ここまで、売れるネタを発掘する手順をお伝えしましたが、それでもなお「自分には売れるネタなんてない…」と感じる方もいらっしゃると思います。でも安心してください。それは「本当にない」のではなく、多くの場合、まだ「見えてない」だけだからです。

その原因として、大きく3つのパターンが考えられます。

原因

そもそも経験が足りてない

このタイプの人は、まだ行動量が足りず、ネタの元になる経験が蓄積できていません。つまり「ネタのタネ」を育てていない段階といえます。ですが、逆にいえばこれはチャンスです。いろいろ興味を持って積極的に取り組むことで、これからいくらでも「売れるネタ」を見つけていくことができます。

例)ブログに挑戦 → 初期設定に戸惑った → その解決方法をまとめた → これからブログに挑戦する初心者向けに価値提供できる

原因

経験があるのに気づいていない

このタイプの人は、すでに価値ある経験をしているにもかかわらず、自分にとって当たり前すぎて「こんなの誰でも知ってるでしょ」とスルーしてしまってる状態です。ですが、あなたにとっての当たり前は、他の人にとってはお宝情報かもしれません。特に、これから始める初心者にとっては、その小さな工夫こそが、知りたいリアルな一次情報だったりします。

例)ネット副業するために、いろいろ工夫しながら時間をやりくりしている → これから始める初心者にとって「時間をやりくりする秘訣・10選」は超有益な情報になり得る

原因

せっかくの経験を深掘りできてない

自分の経験を深堀りする作業が苦手な人は、上級者や仲間と「壁打ち」しながら、自分の経験の棚卸し&プロセスの整理をやっていくといいかもしれません。自分の「中」にある情報を引っ張り出して言語化する作業は、意外とエネルギーが必要で、大変だったりするからです。

「何に悩んでたんですか?」
「なぜその方法を選んだんですか?」
「うまくいったポイントは何だと思いますか?」

こんな質問をしてもらって、それに返事しながらじっくり考えることで、少しずつ頭がほぐれて思い出せるようになっていきます。第三者の手を借りながら、自分の体験を多角的に振り返ることで、記憶の中に眠ったままの原石がお宝に生まれ変わるはずです。

「売れるネタがない」と感じるときこそ、自分の内側を見つめ直すチャンスです。まずは、これまでの経験を振り返り、すでに持っているノウハウを丁寧に整理してみましょう。

「まだ経験が足りない」と思う方は、ぜひ何か新しいことに挑戦してみてください。いま挑戦していることも、それ自体がコンテンツになりますし、試行錯誤した経験は、将来きっと「あなただけの売れるネタ」へと育っていきます。ノウハウは経験のなかから生み出されるものなので、行動量をまず増やしていきたいですね!


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