文章が苦手でも大丈夫!わかりやすい「良質な記事」を書く5ステップ

わかりやすい文章を書く秘訣は、書く前に自分の頭の中を整理すること。書きながら考える人も多いですが、その場合も、考えがまとまった時点で最初から書きなおすと文章のクオリティが上がります。読み手が理解できる言葉を使って、読み手が理解しやすい順番に伝える配慮が「わかりやすさ」を生み出すポイントです。

ということで、この記事では、オンラインビジネスで必須となる「文章の書き方」について解説します。「わかりやすい!」と思ってもらうために、ここで解説する手順に従って書いてみてください。

目次

記事の良し悪しは書く前の準備で決まる!

オンラインビジネスで成功するには、最低限の「文章力」が必要です。ブログを書くときも、PDFなどのコンテンツを作るときも、SNSで情報発信するときも、あるいは動画コンテンツを作る場合においても、すべてのベースになるのが文章力だからです。

ちなみに、ここでいう「文章力」とは、小説家のような美文を書く能力ではありません。伝えたいことがしっかり伝わる、シンプルでわかりやすい文章を書く能力のことです。ターゲットユーザーの心にストレートに届く文章を書いていきましょう。

ダメな文章の特徴

「いい文章」を書くポイントを解説する前に、典型的な「ダメな文章」の特徴を整理しておきます。これらの特徴に当てはまる文章では、オンラインビジネスで成果につながらないので注意してください。

ダメな文章の特徴説明
目的が明確じゃない誰に何を伝えたいのか不明、内容がブレてるなど
構成がわかりにくい伝える順番が整理されてない、情報の過不足が多いなど
文章がわかりにくい一文が長い、句読点が不適切、段落が分かれてないなど
独自性がない既視感のある情報、自分の考えや体験がないなど
行動につながらない具体性がない、行動喚起がない、感情も動かないなど

これらダメな文章の特徴をひと言でいうと「伝えたいことが伝わってない」ということになります。文章が機能しておらず「読み飛ばされてる」あるいは「そもそも読まれてない」わけです。じっくり最後まで読んでもらって、目的を果たせるような文章を書いていきましょう。

解決策は書く前に「目次」を用意すること

目的が明確じゃないとか、構成がわかりにくいとか、これらの一番の原因は「いきなり書き始めてる」ことです。誰に何を伝えたいかを事前に考えて、伝わりやすい構成を事前に考えて、できるかぎりの「準備」をしてから書けば、こうした問題はすべて解決するわけです。

なので、まず最初に「目次」を用意してください。タイトルを考えて、見出しを考えて、さらに小見出しまで考えて、できれば小見出しごとの概要も箇条書きなどで整理してから書き始めましょう。

書きながら悩むやり方では、プロとしての文章になりません。書き始めたら悩まずスラスラ書ける状態まで準備してください。すると、必然的に内容がブレなくなりますし、スムーズに読みやすい文章になります。メッセージの伝わり方がぜんぜん違ってくるので、成果も出やすくなるわけです。

良質な記事を書くための5ステップ

良質な記事、つまりオンラインビジネスで結果を出すための文章の書き方を5つのステップで説明します。いきなり書き始めるのではなく、しっかり準備してから書くのが最大のポイント。伝えたいことが間違いなく伝わるような文章が書ければ、狙って結果を出せるようになります。


STEP

伝えたいメッセージを決める

まずは「この文章で何を伝えたいのか?」を考えましょう。だれに、何を伝えたいのか。そして、そのメッセージを伝えた結果として、読み手にどうなってほしいのかも考えてください。文章は、読んだ人に「何らかの変化」を与えるために書くものです。それをシンプルなメッセージに落とし込みましょう。

メッセージの例
三日坊主にならないようにするには「習慣化」しましょう

STEP

目次を決める

メッセージが決まったら、そのメッセージが効果的に伝わるような構成を考えてください。読み手が初心者であれば、まず基礎知識を伝える必要があるかもしれません。あるいは、作業手順を具体的に伝える必要があるかもしれません。どんな情報を、どんな順番で伝えるのがいいか考えて、目次をまとめましょう。

目次の例

・三日坊主の基礎知識
→ 三日坊主のメカニズム
→ 三日坊主を攻略するカギは習慣化

・習慣化のための3ステップ
→ ステップ1:小さく始める(例:1日1回だけ)
→ ステップ2:トリガーを決める(例:食事の後に…)
→ ステップ3:見える化する(例:カレンダーに印をつける)

・よくある質問
→ 質問1:モチベーションがなくても習慣化できますか?
→ 質問2:どのくらい続けたら習慣になりますか?
→ 質問3:(※省略)

STEP

目次の各項目ごとの概要も決める

目次が決まったら、各見出しの概要も考えましょう。この段階では、文章ではなく「箇条書き」でダーッと書き出すのがおすすめです。使うかどうかは別として、使えそうなネタを片っ端から出していくわけです。書き出してから、不要なものを消したり、順番を入れ替えたりしてください。

例)「三日坊主のメカニズム」の概要

・新しいことを始めたのに、数日でやめてしまう現象
・脳は「現状維持」を好み、「新しい行動」を警戒する性質がある
・新しいこと=エネルギーを使う=めんどうくさい、と感じやすい
・「毎日1時間ジョギング」など、いきなり高いハードルを設定しがち
・初期は「結果が見えづらい」ので「これ意味あるの?」と疑い始める
・三日坊主は「根性の問題」ではない

STEP

必要な図表や画像など用意する

必要となる画像や図解などあるなら、書きはじめる前に用意しましょう。イメージ画像、証拠画像、複雑な概念をシンプル化した図解画像などを用意するわけです。画像で視覚的に理解しやすくなれば、無理に言葉だけでゴチャゴチャと説明する必要がなくなります。読みやすい文章になるはずです。

STEP

目次に沿ってシンプルに書き上げる

ここまでの準備が整ったら、ようやく文章を書き始めます。構成がすでに決まってますし、概要もある程度考えてるので、ほとんど悩まずにスムーズに書けるはずです。逆にいうと、ここで執筆の手が止まるとしたら、まだ準備が足りてないということ。もう一度、ステップ1からやりなおしてください。


「文章が苦手」という人も多いですが、こうした手順を踏まずに、いきなり書こうとしてるから書けないだけというケースも多いです。ライティングのプロも、当然ですがネタがないと書けません。まずネタを集めて、どういう構成にするか考えて、しっかり準備して書くのがプロの書き方といえます。

わかりやすい文章を書く3つのポイント

わかりやすい文章を書くには、ちょっとしたコツがあります。難しいテクニックというよりも、読み手に対する「思いやり」や「心がけ」といったタイプのものです。自己満足な文章ではなく、読む人がスムーズに読めるようなシンプルな文章を心がけてみてください。


STEP

あれこれ書かない

読み手を混乱させる原因のひとつが「情報が多すぎる」ことです。あれもこれもゴチャゴチャと書かれてるので、読み手の「脳」が処理できる能力を超えてしまうわけです。

なので、あれこれ書きたくなる気持ちをグッとおさえて、情報を絞り込んでください。優先順位の低い情報は、思い切ってカットしましょう。読み手の読解力を過信せず、伝えたいメッセージを絞り込んで伝えることが、伝わる文章の一番の基本といえます。

どうしても、あれこれ書きたくなるときは、別の記事や別の教材を用意してください。「あれ」や「これ」を知りたい人には、そちらを参照できるように案内すればいいだけです。蛇足は混乱を生むので、できるだけシンプルにしましょう。

STEP

ダラダラ書かない

せっかく情報を絞り込んでも、文章がダラダラ書かれてると伝わりにくくなります。

たとえばこちら ↓↓↓

「三日坊主は意思が弱い人がなると思われがちだったりしますが、じつは意思が弱いからといって三日坊主になるわけではなく人間の本能が現状維持を好むため新しいことを始めようとすると現状を維持しようとして続けにくくなってしまうのが三日坊主のメカニズムです」(121文字)

ダラダラと書かれていて、途中から読みたくなくなりますよね。正確に意味を理解するのに、何度か読み直す必要がありますし、脳が疲れてくると思います。

一方でこちら ↓↓↓

「三日坊主と意思の弱さは関係ありません。人間には現状維持の本能があり、急激に変化しようとすると、自然とブレーキがかかってしまうのが原因です」(68文字)

適度な長さで文章を切って、必要最小限の文字数でコンパクトに説明してみました。文字数が半分ほどになったにもかかわらず、意味は変わってないところに注目してください。脳の負担がかなり減りますし、圧倒的に理解しやすいはずです。

文章は「削ぎ落とす」ほど洗練されていきます。なので、勇気を持って、どんどん削っていきましょう。伝えたいメッセージが過不足なく伝わるように、文字数をギリギリまで減らす努力をしてください。

STEP

難しい言葉で書かない

文章は、読み手がスッと理解できる言葉を使って書きましょう。つまり、読み手の頭の中にすでに存在してる言葉を使って書くということです。難しい概念を伝えるにしても、読み手が知ってる言葉で伝えれば、理解してもらえる可能性があります。一方で、難しい概念を、読み手が知らない言葉で伝えたら、ちんぷんかんぷんで理解不可能になるだけです。

たとえば、次のような言葉は混乱を招く恐れがあるので注意してください。

種類説明
専門用語特定の業界・分野でしか通じない言葉ROI、CTR、UX、PDCA
カタカナ語英語由来の外来語で、一般の人が使ってないものアジェンダ、コンセンサス、ソリューション、アサイン
難解な漢字語日常で使わない漢字や四字熟語など趨勢、齟齬、勘案、忖度
定義が曖昧な言葉人によって解釈や程度が異なる言葉成功、自由、努力、幸せ、高い、安い
流行語・若者言葉一時的に流行っていて、世代によって通じない言葉チル、草、wwww、乙
古くさい言葉現在は使われてない言葉しかるに

こうした言葉は「使わない」か、どうしても必要なら「注釈をつける」といいです。読み手の頭の中に存在する言葉かどうか考えて、存在するなら使っていいですし、存在しない可能性が高いなら、相手が理解できる表現に置き換えてください。


オンラインビジネスで稼ぐには「伝えたいこと」が間違いなく「伝わる」ような文章を書く必要があります。複雑で難解な文章を「がんばって理解」しようとする人はほとんどいないので、とにかく、シンプルでわかりやすい文章を書くように心がけてください。


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