ネット副業初心者必見!ジャンル選定でミスしないための5ステップ

オンラインビジネスで成功するカギは「ジャンル選びで間違えないこと」であり、そもそも最初にここを間違えてしまうと、その後の努力がすべてムダになる恐れがあります。そうなると膨大な時間をロスする危険性もあり、本業が忙しくて時間のないネット副業初心者さんにとっては、特に重要なポイントです。
そうした失敗をしないためにも、ジャンル選定は慎重に行いましょう。ここでお伝えする5つのステップに従って、成功する確率の高いジャンル選定をすることをおすすめします。
ジャンル選定の基礎知識
ジャンル選定にはルールがあります。「なんとなく好きだから」とか「今トレンドだから」といった理由だけで決めてしまうと、途中で挫折したり、ちっとも反応が取れなかったりすることがあるので注意しましょう。
で、結論から言ってしまうと、大事なのは「好きなこと」「ニーズがあること」「得意なこと」の3つが重なる部分を見つけること。具体的には、次の「3つの視点」についてリサーチしたり、しっかり考えたりすることで、あなただけの「勝てるジャンル」を効率よく見つけることができます。
【自分】自分が語れるジャンルか?
まずは、自分にとって「語れるジャンル」かどうか確認しましょう。よく知ってるジャンルで、経験もあって、何より好きなジャンルがいいですね。情熱を持って、長く続けられそうなジャンルを選ぶのがポイントです。
ネット上には、いわゆる「情報」があふれています。しかも、それらの情報は手元のスマホでパパッと無料で手に入る時代です。つまり、ただの情報だけでは勝負になりません。
自分の体験にもとづいて語れるジャンル。それを見つけましょう。興味を持って、しっかり深掘りできるようなジャンル。誰かのマネではなく「自分だからこそ発信できるジャンルか?」を意識するのが成功の最大の秘訣といえます。
【顧客】そのジャンルを求めている人はいるか?
次に考えたいのが、お客さんが求めてるジャンルかどうかということ。いくら自分が好きでも、それを必要としている人がいなければビジネスになりません。
・世の中に同じ悩みを持っている人はいるか?
・検索されているキーワードはあるか?
・SNSやブログで関心が持たれているか?
こうしたことを必ず確認してください。この一手間があるだけで、ジャンル選定で失敗するリスクを大幅に下げることができます。ビジネスとして取り組むのであれば「自分が伝えたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」にフォーカスする姿勢が求められます。
【競合】そのジャンルで差別化できるか?
ニーズがあるジャンルには、当然ですがライバルも集まってきています。そこに後発組として参入するのであれば、何か「独自のアピールポイント」が必要です。つまり「どうやって自分らしく戦うか?」という部分を考える必要があるわけですね。
・ライバルの切り口は?
・自分だけが語れる体験や視点は?
ライバルチェックをしていると「ライバルが多いな」とか「ライバルがみんな強そうだな」などと弱気になってしまうこともあるかもしれません。ですが、そんなにナーバスになる必要はないです。
ライバルが多いのは「市場規模が大きい」というプラスな話ですし、ライバルが強くても、自分だけの切り口で戦えばいいだけだからです。「競合が多いからダメ」ではなく、「競合がいる中でどう差別化するか」を前向きに考えていきましょう。
3つの視点の重なる場所が「勝てるジャンル」
ここまでご紹介してきた「自分」「顧客」「競合」の3つの視点。これらがちょうど重なるところに、自分にとって取り組みやすく、かつ相手にも届きやすいジャンルがあります。

この考え方を、マーケティング用語で「3C分析」と呼びます。
・Company(自社、自分):自分が持つ強み
・Customer(顧客):市場のニーズ
・Competitor(競合):ライバルが少ない、弱い
→ これらの交差するエリアを探すマーケティングのフレームワーク
こうした専門用語が出てくると難しく感じるかもしれませんが、ようするに「①自分の強み」「②だれかのニーズ」「③差別化ポイント」をバランスよく考えていきましょうということ。そう考えるとシンプルですよね。
そのうえで、次に紹介する「5ステップ」で具体的にジャンルを絞っていきましょう!
ジャンル選定の5ステップ
ジャンル選定の作業をするときは、次の5つのステップで順番に作業してみてください。難しい作業はないのですが、地味にリサーチするなど、少し時間をかける必要があります。逆にいうと、こうした一手間をかけて丁寧にジャンル選定するだけで、あなたのビジネスも成功する確率がグンと跳ね上がるということです。
自分自身のリソースを洗い出す
まずは、あなた自身がすでに持っている「リソース(資源)」を棚卸ししていきましょう。つまり、これまでに身につけた知識・スキル・経験を書き出す作業です。
・あなたがこれまでに学んだ知識は?
・あなたがこれまでに身につけたスキルは?
・あなたがこれまでにしてきた経験は?
趣味、挫折、克服してきた悩みなど、思いつくだけ片っ端から書き出してみてください。自分勝手に「こんなの役に立たないだろう」などと判断しないことがポイントです。意外な経験がお宝になるケースも多いので、ここでは余計な判断をせずに、頭の中を全部書き出してください。
キーワードを拾い出す
前のステップで書き出した膨大な情報のなかから「ジャンル特有のキーワード」や「悩み系のキーワード」などを拾っていきましょう。たとえば、副業でブログをやってる方なら「副業」「ブログ」「ストレス」「上司が嫌い」「働き方」といったキーワードが拾えるかもしれないですね。
これも、この段階では余計な判断をせずに、感覚的に作業していただいて大丈夫です。直感的にピンときたキーワードをどんどん拾っていきましょう。
抽象化&具体化で情報を整理する
拾ったキーワードを抽象化したり、具体化したりして、ジャンルの候補を考えていきましょう。抽象化というのは、たとえば「上司が嫌い」→「職場の人間関係」→「働き方」といった具合です。具体化は逆に「職場の人間関係」→「上司との関係を改善する方法」といった具合ですね。
キーワードをかけ合わせるのも発想が広がるキッカケになります。たとえば「ブログ」+「副業」=「副業ブログ」といった具合です。拾い集めたキーワードの、それぞれの関連性など考えてると、いろんなジャンル候補が見えてくるはずです。
市場リサーチで「勝てそうな枠」を見つける
ジャンル候補が見えてきたら、Googleで検索してみたり、SNSやプラットフォーム(ココナラ、Kindleなど)をリサーチしてみてください。
・どんな人が発信しているか?(競合)
・どんな悩みが見られるか?(顧客)
・自分がその中で差別化できる切り口はあるか?(自分)
こうしたことをチェックしていきましょう!
ライバルが少ない(いわゆるブルーオーシャン)ほどいいと考える方も多いですが、ライバルが少なすぎるのは「ニーズがない」だけの可能性もあります。適度にライバルがいて、いろんな人たちが集まってるジャンルで、自分なりの切り口で戦える市場が見つかると理想的です。
ジャンルを仮決定してテスト
自分が勝てそうなジャンルがある程度絞り込めたら、まずは「仮ジャンル」でビジネスをスタートさせましょう。オンラインビジネスの場合は、途中で軌道修正もできるので、完璧主義にならないことが大切です。
まずは「テスト」と考えて、X(Twitter)やブログ、ココナラなどで発信しつつ、反応を見ながら調整していくのが現実的な対応といえます。ジャンルは育てるもの。最初からカチッと決めるより「行動しながら微調整」していくのが王道の勝ちパターンです。
ということで、まずはステップ1の「自分自身のリソースを洗い出す」からやっていきましょう。自分のリソースは自分で書き出すしかなく、だれも代わりにやってくれません。大変だなと感じると思いますが、腹をくくって一回作業するしかないですね。
一回書き出してしまえば、それはあなただけの「お宝資料」になります。オンラインビジネスに取り掛かる第一歩として、1〜2時間かけてやってみてください。
ジャンル選定に便利な10個の質問
ジャンル選定の5つのステップについてご説明しましたが、実際に作業しようと思っても、難しく感じて手が止まってしまう方もいらっしゃるかもしれません。実際問題として、自分自身のことを掘り下げて考えるのは、なかなか難しいものだからです。
なので、もしも「ちょっと難しいな」と感じるなら、先にまず次の「10個の質問」について考えてみてください。これらの質問について考えてると、思考がほぐれてきて、アイデアが少しずつ出始めます。その段階で、あらためて5ステップに戻っていただくとスムーズです。
これは、過去の積み重ねから、長期的に情熱を持てることや自然に努力できた分野を見つけるための質問です。これから長くビジネスをやっていくうえで、過去に「続けられた実績」のあるジャンルであれば、今後も続けやすいと考えられます。
これは、自分のなかに眠っている「無自覚な強み」を掘り出すための質問です。自分では当たり前にできることでも、他人から見れば「めちゃくちゃスゴイ!」っていうことがあったりします。これは、あなたにとっての価値そのものであり、大切にしたい部分です。
これは「共感されるストーリー」や「他人の悩みと一致する可能性の高い体験」を掘り出すための質問です。あなたが過去に悩んでたことは、他の人が今まさに悩んでることだったりします。こうした、自分自身がかつて「お客さん側」にいた経験は共感を生み出す強い武器になります。
これは、ジャンルの「提供価値(ノウハウ・体験談・マインド)」の原型を見つけるための質問です。悩んでたことを解決できたときの「プロセス」を詳細に思い出していただいて、手順や条件を体系化できれば、それこそがお客さんに対して提供できる価値そのものになります。
これは「自己投資してきた分野」=「専門性のある分野」を可視化するための質問です。世の中の多くの人は自己投資してまで勉強しようとはしません。そんな状況において、わざわざ時間とお金を使って学んだという事実は、プロとしてお金を受け取れるだけの専門性があると考えられます。
これは、自分のなかに今すぐビジネスにできそうなネタがないかどうかを探る質問です。人に教えるには、体系化された知識やスキルが必要であり、それだけレベルが高いという証拠だったりします。しかも、もしも教えた結果として相手が問題解決できたなら、そのノウハウには再現性もあるということになりますね。
これは、自分に合う「活動スタイル」を把握するための質問です。たとえば、何かにハマったときに、人それぞれ「ひたすら調べる(リサーチ型)」「とりあえずやってみる(実践型)」「仲間と交流する(交流型)」「SNSなどで発信する(発信型)」などの傾向があります。こうした傾向を理解しておくことが、その後のサービス設計や活動スタイルを考えるうえで役立つはずです。
これは、あなたが情熱を持って伝えたいメッセージをあぶり出すための質問です。人間は本質的に自己中心的なものであり、突き詰めていえば自分にしか興味ありません。つまり、過去の自分に伝えたいことを掘り下げていけば、自分自身の「本音のテーマ」を発見することにつながるわけです。
これは、自分の「リアルな問題意識」や「関心のある市場ニーズ」を探るための質問です。他の情報発信者の切り口などにも精通してるため、スムーズにサービス設計できるジャンルであるといえます。ネット検索することで、肌感覚でジャンルの「お悩み」が理解できるのも強みではないでしょうか。
これは、今の自分が興味を持って継続できそうなジャンルを探るための質問です。たとえ知識、経験、スキルがあっても、モチベーションが続かないとビジネスになりません。飽きずに「育てる」事ができるかどうかはジャンル選定の生命線といえます。
ということで、ジャンル選定について基本事項や作業手順をご説明してきました。どれも難しくはないと思うのですが、多少作業がめんどくさく感じるのがジャンル選定の悩みどころといえます。
いずれにしても、オンラインビジネスで成功する人は、こうした部分を手を抜かずにやってるものです。多少めんどくさいのはしかたないとして、ここは腹をくくって、少し時間を取って作業してみてください。こうした一手間が、長い目で見て差が出る部分です!