スキル販売で収益化!作業代行サービス&コンサルで稼ぐ5ステップ

何か得意なことがあるなら、そのスキルを「パッケージ化」して販売してみましょう。たとえば、Instagramの運用が得意なら「インスタ運用代行」のサービスを月額いくらで販売してもいいですし、部屋の掃除や整理整頓が得意なら「お片付けサポート」のコンサル案件を1回いくらで販売してもいいでしょう。
ということで、この記事では、あなたのスキルを掘り下げて、サービスとしてパッケージ化する方法をご紹介します。意外なスキルがビジネスになることがあるので、柔軟な発想で収益化を目指してみてください。
スキルを「パッケージ化」すればビジネスになる
自分では当たり前にできることが、他の人には当たり前じゃないことがよくあります。たとえば「ふらっと一人旅に出かけるのが趣味」っていう人がいますが、これってけっこう特殊なスキルです。
能力 | スキル・ノウハウ | |
---|---|---|
情報収集力 | ・格安航空券や交通手段を見つける方法 ・コスパの良い宿の探し方 ・混雑しない観光スポットの見つけ方 ・現地のローカル情報の拾い方 | |
旅のプランニング力 | ・予算内で無理なく楽しく回るルートの作り方 ・無駄な移動を避ける日程の組み方 ・自由時間と予定のバランスの取り方 | |
トラブル対応力・柔軟性 | ・急な予定変更やトラブル時の対処法 ・旅先での不安の乗り越え方(特に女性の一人旅など) | |
記録力・表現力 | ・写真の撮り方、日記の書き方、SNSへの発信力 ・旅を通して得た気づきを人に伝える能力 | |
マインド・価値観の提供 | ・「ひとりでも楽しめる」マインド ・「自由に生きること」に憧れる人の参考になる存在 |
本人は気づいてなかったりするわけですが、日常的に当たり前にやってることの裏側に、他の人が持ってないスキルを持ってることがよくあります。こういうのを上手に「パッケージ化」することができれば、これだけで、食べていくのに困らないくらいのビジネスになる可能性があるわけです。
パッケージ化 = サービス内容に値段をつけること
ちなみに「パッケージ化」とは何かというと、提供できるスキルを明確にして、そこに値段をつけることです。たとえば、今の一人旅の例なら、交通手段の探し方とか観光ルートの設定のしかたなどのメニューを明確にして「あなたの一人旅をチャットでサポートします(1万円)」といった具合です。
オンラインで、こうしたパッケージを出品しておけば、全国の「一人旅をやってみたい!」と思ってる人が興味を持ってくれる可能性があります。価格に合理性を感じるなら、実際に購入してくれるはずです。困ってる人を自分のスキルで助けてあげるなんて、とても素敵なビジネスですよね。
スキル販売には「作業代行」と「コンサル」の2種類ある
スキル販売のやり方には「作業代行」と「コンサル」の2種類あります。それぞれの特徴をまとめると以下のとおりです。
項目 | 作業代行(代わりにやる) | コンサル(やり方を教える) | ||
---|---|---|---|---|
提供するもの | 実務・アウトプット(成果物) | 知識・ノウハウ・アドバイス | ||
お客様の状態 | 「時間がない」「やり方はわかるが任せたい」 | 「自分でやりたいけど、やり方がわからない」 | ||
求められるスキル | 実行力・スピード・品質 | 専門知識・経験・課題の整理力 | ||
成果の責任範囲 | 責任を持って「完成させる」必要がある | 結果はあくまで「相手しだい」 | ||
代表的な例 | ライティング代行、画像作成、動画編集、LP制作など | SNS運用アドバイス、ビジネスコンサル、勉強法指導など | ||
価格帯 | 単価は比較的安め(時間報酬になりやすい) | 単価は高く設定しやすい(知的資産の販売) | ||
時間の使い方 | 作業に時間がかかる(拘束されやすい) | 会話・アドバイス中心(時間の自由度が高い) | ||
リピート性 | 単発になりがち(継続依頼は工夫が必要) | 定期契約にニーズがある(1〜3ヶ月の継続サポートなど) | ||
参入のしやすさ | スキルがあればすぐ始めやすい | 実績や信頼が求められる(初心者にはややハードル) |
どちらが良い悪いということはなく、今の自分に合うサービス方法を選ぶといいです。「自分なんかたいしたことない」とか思わずに、パッケージ化する前提で自分のスキルを棚卸してみることをおすすめします。
ということで…
あなたの知識とスキルを「パッケージ化」する方法
これからスキル販売に挑戦しようと思っているあなたに、知識・スキル・経験を「パッケージ化」する方法をご説明したいと思います。まずはひとつ、あなたのビジネスの軸となるようなサービスを作って、困ってる人に価値提供していきましょう。
自分のスキルを書き出す
まずは、自分が「できること」や「好きなこと」を書き出してください。使えるどうかは別として、思いつくものを片っ端から書き出すのがポイントです。自分では当たり前と思ってることが、意外と誰かの役に立ったりします。そこに、あなただけの大きなビジネスチャンスが見つかるはずです。
なかなか思いつきにくい場合は、次の質問に答えてみてください。
切り口 | 質問 | ||
---|---|---|---|
経験・実績 | ・今までに人より長く続けてきたことは? ・これまでに人からよく頼まれたことは? ・思わず「すごい!」と驚かれたことは? ・何かが役に立った経験は? ・仕事・趣味・勉強などで成果を出せた経験は? | ||
好きなこと | ・時間を忘れて夢中になることは? ・何時間でも語れるというテーマは? ・他の人は面倒がるけど、自分は楽しめる作業は? ・YouTubeや本などでよく調べてるジャンルは? ・お金がもらえなくてもやりたいことは? | ||
他人の評価 | ・今までに人から褒められたことは? ・「あなたのおかげで助かった」と言われた経験は? ・日常生活でよく頼られる役割は? | ||
自分の本音 | ・「もっとやってみたい」とワクワクした経験は? ・「うまくいってうれしかったこと」は? ・逆に「もう二度とやりたくない」と思ったことは? ・「こういう生き方、かっこいいな」と憧れる人は? | ||
組み合わせなど | ・過去の自分にアドバイスするとしたら? ・あなたが助けられそうな「困ってる人」はどんな人? ・「得意なこと」×「誰かの悩み」の組み合わせは? |
スキルをパッケージ化する第一歩は、自分自身を深掘りすることです。好きなこと、得意なこと、褒められたこと、感謝されたこと。こうした「自分の中にある素材」を見つけることで、他の人の役に立つサービスのヒントが見えてきます。
スキルごとのニーズを調べる
スキルをいろいろ書き出したら、それらを頭に入れたうえで、クラウドソーシングサービスなどの「プラットフォーム」をいろいろ見てみてください。プラットフォームとは、たとえばココナラやランサーズなどです。どんなサービスが出品されてるか、あるいはどんな「お仕事依頼」が出てるか見ていくと、自分が持ってるスキルと相性がよさそうなものがいろいろ見つかるはずです。
チェックポイントとしては次のような項目をざっと見ていくといいでしょう。
観察ポイント | 見る内容 | |
---|---|---|
サービスの件数 | 競合が多い=ニーズがある(ただし差別化必須) | |
上位の出品内容 | どんな悩みに対して、どんな提案をしているか? | |
レビュー | どんなお客様が、どんな理由で喜んでいるか? | |
価格帯 | 数百円レベルから数万円レベルまで、どの層に需要があるか? | |
商品タイトル・サムネ | 魅力的な訴求のヒントになる |
ライバルの試行錯誤からは多くの学びがえられます。実際のお客さんの反応なども合わせてチェックすれば、市場の特徴が具体的に見えてくるはずです。
ちなみに、プラットフォームについては別記事にまとめてるので参照してください。

実際に取り組むジャンルを絞り込む
市場のニーズを調べたら、次は「自分が実際に取り組むジャンル」を絞り込みます。その際のポイントは「ニーズがある」「自分に合ってる」「続けやすい」の3つです。自分が疲弊せずに続けられて、相手にも価値を届けられるジャンルを選ぶといいでしょう。
次の5つのチェックポイントを確認してみてください。
観点 | チェックすること | |
---|---|---|
ニーズがあるか? | 実際にお金が動いてるジャンルか?/すぐにでも解決したい深刻な悩みか? | |
自分に無理なくできるか? | ストレスなく継続できそうか?/途中で嫌にならないか?/自分の強みが活きるか? | |
再現性はあるか? | 自分がやってみてうまくいった経験はあるか?/他人でも再現可能な根拠はあるか? | |
差別化しやすいか? | 経験・視点・切り口・表現などで、ライバルと自分の違いを演出できそうか? | |
ステップアップできるか? | 代行→コンサル/単発→継続/スキル→コンテンツへ発展できそうなジャンルか? |
ビジネスとして長く続けていくうえで、単純に「売れるか?」だけで考えると、途中で苦しくなってくる場合があります。やはり、過去に誰かの役に立って「喜んでもらった経験があるジャンル」を優先的に考えていくと、やりがいにつながって続けやすいはずです。
サービスをパッケージ化して出品する
ジャンルを絞り込んだら、サービス内容を具体的に考えていきましょう。いわゆる「社内マニュアル(自分用)」みたいなものをまとめるイメージです。誰に、何を、どうやって、どんな形で届けるのかを整理することで、ただのスキルが「価値のある商品」へと進化していきます。
具体的には、以下の7つの項目についてじっくり考えてみてください。サービスを提供し始める前の段階で、細かい部分まで考えておくことで、満足度の高いサービスができるようになります。
項目 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
対象者を明確にする | 誰に向けて提供するのか?(過去の自分?初心者?副業したい人?) | 「こんな人にピッタリ!」とイメージできるかがカギ |
提供する価値を一言で定義する | このサービスを受けると、何が手に入る? | 「〇〇できるようになります」と言えると◎ |
サービスの形式を決める | 代行/相談/制作/講座/PDF/Zoomなど | 自分が無理なく提供できる形式を選ぶ |
手順を言語化する | 自分の作業手順を1〜5ステップくらいに分解 | 他人が見てもわかるレベルで言語化する |
成果物 or ゴールを明示する | 提供後に「どうなっているか?」を明確に | PDF/デザイン/理解度/自信など |
価格と提供時間を決める | 作業時間・相場・価値とのバランスで調整 | 安売りしすぎず「これなら出せる」価格設定を |
特典・保証を用意する(必要に応じて) | 初回限定/添削付き/返金保証など | 差別化や安心材料として有効 |
具体例としては、次のようなまとめ方ができるかもしれません。
【サービス名】
初心者向け!一人でできる〇〇サポート
【ターゲット】
過去の自分のように、〇〇で悩んでいる人
【ゴール(提供価値)】
〇〇できるようになり、自信を持って〇〇できるようになります
【提供形式】
Zoom30分×2回+PDF資料+チャットサポート3日
【提供手順】
STEP1:〇〇をヒアリング
STEP2:〇〇の分析・提案
STEP3:〇〇の実践支援 or 添削
STEP4:今後のアドバイス+まとめ
【成果物】
・〇〇というPDF資料
・〇〇のテンプレート
・相談対応による納得感
【価格】
15,000円(税込)
【特典】
先着5名限定で「〇〇テンプレ」付き
この例は「社内マニュアル」としては、まだまだ情報が足りないです。仮に従業員を雇ったとして、その従業員が「これさえ見ればサービスできる!」という状態まで作り込んでおくと、どんなお客さんに対しても安心してサービス提供できるようになります。
サービスを提供する
ここまで準備が整ったら、あとは実際にサービスを提供していきましょう。ポイントは「社内マニュアルに従ってビジネスライクにサービス提供する」ということ。感情で動かないことが大切です。
理由は3つあります。
・サービスの品質に一貫性が出るから
・心が消耗しにくくなるから
・利益と時間のバランスを守りやすくなるから
社内マニュアルに沿った対応を一貫して続けていると、品質が安定するので信頼感につながります。また、サービスの範囲が明確になるため、過剰なサービスを要求されたときも、自信を持って堂々と「ノー!」ということができるようになります。
ビジネスとして長く続けていくうえで、信頼性と心の安定のバランスがとても大切になるので、ビジネスライクなサービス提供を心がけるようにしてください。
知識やスキルをパッケージ化する方法についてお伝えしてきましたが、いずれにしても大切なのは「自分のスキルには価値がある!」と認識すること。あなたがこれまで生きてきて、いろいろ経験してきたことは、いいことも悪いことも、全部含めてあなただけの宝物なんです。
その宝物を、世の中にシェアしていきましょう。過去のあなたと同じような状況で困ってる人がたくさんいます。そうした人たちに、あなたが手を差し伸べてあげてください。きっと素敵なビジネスになるはずです。
スキル販売でトラブルを回避する3つの対策
スキル販売は素晴らしいビジネスですが、途中で続けられなくなる方もたくさんいらっしゃいます。理由は、変なお客さん相手にトラブルに巻き込まれて、心が消耗してしまうからです。
リアルな話、お客さんの一定数はカスハラっぽい人だったりします。自己中心的で、権利ばかり主張してくるような、とんでもない人が必ずいるわけです。だからこそ「社内マニュアル」のようなものを用意しておくことが大切なんですが、合わせて以下の3つも頭に入れておくと安心です。
作業範囲を明確にしておく
サービスの範囲を明確にしておくことは、トラブル回避の超重要ポイントです。「ここまではやる」けど「ここからは別料金」というのを、最初にハッキリさせておくわけです。言葉巧みに、何らかの作業を無料で押し付けようとする人が少なくないので、しっかり明文化しておいて「それは別料金になります!」とキッパリ言えるようにしておいてください。
クレーマーがいる前提で対応をテンプレ化しておく
クレーマー気質のある人は、言葉尻をとらえて揚げ足を取ろうとする傾向があります。こちらが何気なく使った言い回しや曖昧な表現に対して、「以前にこう言いましたよね?」と突っかかってくることも少なくありません。
こうしたトラブルを防ぐためにおすすめなのが、やり取りのテンプレート化です。初回の案内文や納品時のメッセージなど、毎回使う文面はあらかじめテンプレとして用意しておくわけです。これだけで、揚げ足を取られるリスクをかなり減らせます。
とにかく「フレンドリーなやり取り」は危険です。演出としてのフレンドリーさはあってかまいませんが、心を許して油断するのは絶対にやめてください。なるべくテンプレ化して、揚げ足を取られないように気をつけましょう。
免責事項など念入りに書いておく
免責事項とは、お客さんとの間で「ここから先は自己責任ですよ」という線引きをするものです。トラブルになったときに、自分の立場を守ってくれる安心材料になります。
具体的には、次のようなポイントについて書いておくといいです。
カテゴリ | 免責事項の例 | ||
---|---|---|---|
成果保証 | 本サービスは成果を保証するものではありません。成果には個人差があります。 | ||
使用責任 | 本サービスをご利用いただいた結果については、利用者ご自身の責任となります。 | ||
トラブル | 納品後の使用によるトラブル・損害等については一切の責任を負いかねます。 | ||
利用制限 | 本サービスは○○目的での利用を想定しています。転売・転載は禁止です。 | ||
キャンセル | サービス開始後のキャンセル・返金は原則お受けしておりません。 | ||
連絡 | ○日以上ご返信がない場合はクローズとさせていただきます。 |
ちなみに、あまりネガティブな書き方をすると、せっかく買おうと思ってる人に余計な不安を与えてしまう恐れがあります。なるべくネガティブにならないように配慮しつつ、自分を守れるような書き方を工夫してみてください。
トラブルの話をしたので、もしかすると、スキル販売が怖くなったかもしれないですね。ですが安心してください。一部、変な人がいるのが事実ですが、それは例外的なケースです。むしろ、サービス提供することで喜んでもらえて、すごく感謝されることのほうが多いです。
社内マニュアルとか、免責事項とか、そうした必要な対策だけやっておけば、トラブルは怖くありません。むしろ、そうした場面こそプロとしての腕の見せ所であり、毅然とした姿勢が信頼性を高めたりします。あなたもぜひ、自分のスキルを世の中のために役立ててください。
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