ネット副業初心者必見!売れる「PDFコンテンツ」を作る5ステップ

オンラインビジネスに挑戦するなら「PDFコンテンツ」を作るスキルは必須です。PDFコンテンツは、有料の「商品」として販売したり、リスト収集のための「プレゼント」として無料配布したり、あるいは有料商品の魅力を高める「特典」として活用する場合もあります。自分でサクサク作れるようになっておきましょう。

この記事では、PDFコンテンツを作るときの注意点や手順など解説します。どんどん量産してストックを増やしていけば、いろんな場面で役立つはずです。

目次

PDFコンテンツを作る一般的な作業手順

PDFコンテンツは、だれでも簡単に作れます。パソコンに標準で入ってる文章作成ソフトで文章を書いて、PDF形式で書き出せばいいだけなので難しくありません。もちろん、中身のクオリティは人それぞれ差が出る部分ですが、まずは一連の流れを一回試してみて、PDFコンテンツを自分で作れるようになってください。


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PDF作成ツールを準備する

PDFコンテンツは、パソコンに標準で入ってる文章作成ソフトで作れます。Windowsなら「Word」、Macなら「Pages」です。プレゼンソフトの「PowerPoint」や「Keynote」でも作れます。用途に応じて使い分けてください。

ちなみに、古いパソコンだと、こうしたソフトが入ってないケースがあるかもしれません。その場合は、オンラインで機種を問わずに使える「Googleドキュメント」が便利です。

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テーマと構成を決める

PDF作成ツールを用意したら、さっそくコンテンツを作っていきましょう。真っ白な画面の前で「何を作ればいいの?」と悩むと思いますが、まずは次の3つを考えるのが基本です。

・だれに読んでもらいたいか?
・どんな内容を伝えたいか?
・どんな構成にするか?

だれに、何を、どのように伝えるか。ここを最初にじっくり考えることで、結果的に、コンテンツ作成がスムーズになります。行き当たりばったりで書き始めるとうまくいかないので、少し時間をかけてじっくり考えてみてください。

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文章をわかりやすく書く

テーマと構成が決まったら、あとはひたすら文章を書くだけです。読んだ人が「読んでよかった!」と思ってくれるような、わかりやすい文章を書いていきましょう。

ちなみに、書き方は、想定する読者のレベルによって違ってきます。初心者向けなら、理屈は少なめで、実践方法を細かく教えてあげるのがおすすめです。逆に、上級者向けに書くなら、理屈を深堀りして説明してあげると満足度が高まります。

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デザイン・表紙を作る

文章を書き上げたら、文字サイズ、行間、余白などの「レイアウト」を調整したり、カッコいい「表紙」を用意するなどして、見た目を整えていきましょう。文章の途中に「図解」を用意すると、わかりやすさがアップするのでおすすめです。

・本文のレイアウトを調整
・表紙を作成
・文章を補完する図解を作成

表紙などの画像を作るには、専用の画像作成ツール(Canvaなど)や、パソコンに標準で入ってるプレゼンソフト(PowerPoint、Keynoteなど)を使うといいです。JPG形式などの画像ファイルに書き出して、コンテンツの最初のページに貼り付けてください。

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推敲してPDF形式で書き出す

推敲とは、誤字脱字などのケアレスミスを修正したり、文章のわかりにくい部分を修正したりといった細かい調整作業のことです。これをやるかやらないかでクオリティがまるっきり変わってくるので、めんどうでも必ずやってください。

チェック項目確認ポイント説明
テーマの一貫性伝えたいメッセージが途中でブレてしまってないか?本文の内容が、タイトルや導入と合っているか確認
読みやすさ一文が長すぎないか? 長すぎる文章は分割できないか考える。読点(、)の位置も調整する
言葉の重複同じ単語や表現を繰り返していないか?「簡単に〜できます。簡単に始められます」→「簡単に始められます」だけでOK
意味がわかる言葉専門用語・抽象語・難読漢字などが含まれてないか?読み手が知ってる言葉に置き換える
主語と述語の対応文の構造が崩れていないか?「このツールを使うと、初心者でも簡単に理解できます」←主語は「誰が?」
語尾のバリエーション「〜です。〜です。」が続いて単調になってないか?「〜です」「〜ます」「〜してみてください」などを交互に使う
リズム読みやすいテンポになっているか?声に出して読んでみる。読みにくい部分は調整
余計な言い回し無駄な言葉がないか?「〜することができます」→「〜できます」に短縮
誤字脱字変換ミス・タイプミスがないか?誤字脱字があるという前提で細かくチェックする
視覚的な整え改行、見出し、箇条書きが適切に使われているか?余白も文章の一部。視覚的に圧迫感がないように調整

推敲が終わったら、あとは「ファイル」→「PDF形式で書き出す」などの操作で完成です。この一連の作業を自分でも実際にやってみて、作業に慣れてください。

読者に喜ばれる「有益なPDFコンテンツ」を作る手順

PDFファイルを作ること自体は簡単ですが、問題は「中身をどうするか?」ということ。有料で販売するなら、金額に見合う価値のコンテンツを用意しないといけませんし、無料で配布するにしても、きちんとした内容のコンテンツでなければブランディング的にマイナスになってしまいます。

そこでおすすめしたいのが、次の5つのステップでコンテンツを設計するやり方。ターゲットの悩みをしっかり深堀りすることで、読み手に「有益だ!」と思ってもらいやすくなります。


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ターゲットの「悩み」と「理想」を言語化

コンテンツが有益かどうかは、そのコンテンツを受け取った相手が決めます。作った本人が有益だと思っていても、受け取った相手が有益だと感じなければ意味がないということです。まず、ここを大前提として理解してください。

そのうえで、相手にとっての「有益性」とは何かというと、一般的には「マイナスからプラスへの変化」を提供することだと思っていいです。

・マイナス:読み手が現時点で抱えている悩み
・プラス:読み手にとっての理想の未来
・マイナスからプラスへの変化 → 読み手にとっての有益性

つまり、文章を書き始める前に、ターゲットの「悩み」と「理想」についてよく考えておく必要があるということ。そして、その悩みを解決し、理想の未来を提供できるようなコンテンツを提供してあげれば、受け取った相手は「めちゃくちゃ有益だ!」と感じてくれるわけです。

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自分が同じ悩みを解決した手順を書き出す

ターゲットにとっての「悩み」が明確になったら、自分自身がその悩みを解決したときのプロセスを思い出してみましょう。あなたの過去のケースでは、何が根本的な問題でしたか? 何をどのような手順で実践して、問題が解決していったでしょうか?

・何に悩んでたか?
・根本原因は何だったか?
・どのように対処したか?
・どういう順番で対処したか?
・問題が解決したきっかけは何だったか?
・何が一番効果的だったか?
・逆に、効果がなかったことは何か? …など

あなた自身の経験なので、あなたが自分で思い出すしかありません。この時点では、情報が整理されてなくていいので、思い出したことを片っ端から書き出してみてください。細かいことまで具体的に書き出すことが大切です。ここで書き出したことが、コンテンツのネタとして役立ちます。

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手順を3〜7ステップに整理

ネタが集まったら、情報を整理して「ノウハウ」として体系化していきましょう。つまり、そのPDFコンテンツを受け取った相手が、問題解決のプロセスを再現できるようにしてあげるわけです。

具体的には「手順」を3〜7ステップくらいに整理するといいです。ステップ1で何をやるか、ステップ2で何をやるか、ステップ・バイ・ステップで段階的に手順を教えてあげるわけです。あなたが問題解決したプロセスを、相手が真似できるように具体的な手順を考えましょう。

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目次を考える

ノウハウの概要が決まったら、次はPDFの「目次」を考えてください。一般的には「基礎知識」→「実践方法」→「補足説明」の3段構成がおすすめです。

①はじめに
②問題解決に必要な基礎知識
③問題を解決する具体的な手順
④必要に応じて補足説明
⑤おわりに

最初に「全体像」を説明することで、読者は何が書かれてるのかを理解しやすくなります。そこから具体的な話に落とし込んでいけば、スムーズに読み進めてもらえますし、手順通りに実践しようという気持ちにもなりやすいです。結果として「問題解決」につながるので、読後の満足度も高まります。

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目次に沿ってなるべくシンプルに書く

ということで、ここまでの準備が整ったら、いよいよ執筆作業へと入っていきましょう。ここでのポイントは「ちょうどいいボリューム感」を意識すること。多すぎず、少なすぎずのバランスが大切です。

あまりにもボリュームが多いと、最後まで読みきれないかもしれません。かといって、あまりにもペラペラな内容だと、最後まで読み切れても、疑問点が残ったまま実践できない恐れがあります。再現性がありつつ、なるべくボリュームを減らすのが、コンテンツ制作者としての腕の見せどころです。


5つのステップで解説しましたが、1〜4の「準備」のステップをしっかりやれば、だれでも有益なPDFコンテンツを作れます。丁寧に作業して、あなたの「デビュー作」をまず1本作ってみてください。完璧主義になると挫折するので、まずはA4サイズ10ページくらいの小さめのものから挑戦することをおすすめします。

「無料PDF」→「有料PDF」のセットで設計する

PDFコンテンツは「有料」で販売してもいいですし、集客などを目的として「無料」で配布するケースもあります。そこで悩むのが、どんなコンテンツが有料で、どんなコンテンツが無料なのか、そこの区別のしかたです。これについては、次のように考えてみてください。

「有料PDF」を売るために「無料PDF」を用意する

たとえば、あなたの本命商品が「エリオット波動マスター講座(3万円)」というものだとしましょう。これをいきなり売ろうと思っても、そもそも「エリオット波動」を知らない人には、興味すら持ってもらえません。当然ですが、3万円も払って買おうとは思わないはずです。

「エリオット波動マスター講座」(3万円)

→ 「エリオット波動って何?」
→ 「意味わからないし興味ない」
→ 売れない

そこでまず、PDFコンテンツ「FXで10万円の資金を123万円に増やした方法」を用意して、株やFXなどの投資に興味がある人に無料で配布します。そのPDFコンテンツのなかで、このような劇的な利益率を叩き出した秘密が「エリオット波動」の相場理論だと伝えるわけです。

「FXで10万円の資金を123万円に増やした方法」(無料)

→ 「FXのコンテンツか」
→ 「えっ?! 10万円が123万円って10倍以上じゃん!」
→ 「すげー!」「このPDFほしい!」

無料PDFを読んだら…

→ 「エリオット波動ってすごい!」
→ 「エリオット波動について勉強してみたい!」

こうなると準備OK! あなたの本命商品「エリオット波動マスター講座(3万円)」に対する興味がぜんぜん違ってきます。そんなスゴイ相場理論があるなら、ぜひ知りたいと前のめりになってくれるはずです。まず無料PDFで「教育」するからこそ、有料PDFを買ってもらえる可能性が出てくるということになります。

こうした「無料PDF」→「有料PDF」の2段階でプロモーションを設計すること。運任せにせず、狙って結果を出すための、王道かつ再現性の高い戦略です。

「無料PDF」と「有料PDF」の戦略的な違い

有料で販売するPDFコンテンツは、当然ですが有益なものを用意する必要があります。一方で、無料のPDFコンテンツはテキトウなものでいいかというと、そういうことではありません。有料であろうと、無料であろうと、どちらも有益なコンテンツを用意しなくちゃダメです。

というのも、無料のPDFコンテンツがショボいものだと、その先にある有料PDFを、わざわざお金を払ってまで手に入れたいとは思わないから。無料PDFが「有益すぎる!」からこそ、有料PDFに対する期待感が高まり、財布を開いてくれるわけです。

「無料なのに、こんなに有益でいいの?!」
→ 「有料PDFもすごいに違いない!」

これを踏まえたうえで、両者の違いを整理すると次のようになります。

無料PDF有料PDF
目的有料の商品やサービスに興味をもたせること。基礎知識や成功事例を伝える読者に変化をもたらすこと。プラスの変化を提供し、悩みを解決してもらう
戦略興味を引いて接点を作る。好奇心を刺激できるかどうかがすべて。タイトル(キャッチコピー)で興味をそそり、とにかく手に取ってもらう専門家としての知識・スキル・経験を伝え、他と違う独自性も伝えて、価格以上の価値を感じてもらう
内容タイトルに対して「なるほどね!」と思ってもらえるような中身にする。なるほどと思ってもらえれば何でもOK。有料の商品やサービスに興味を持ってもらえるような仕掛けを盛り込むことわかりやすさ&再現性がポイント。最後まで読み切れるボリュームで、かつ実践できるようにしてあげる。初心者向けなら実践方法がメイン。中級者向けには理屈も充実させる

「無料PDF」と「有料PDF」を最初からセットで考えて、効果的な販売戦略を考えてみてください。そのためにも、まずはPDFコンテンツの作り方を練習すること。いきなりレベルの高いコンテンツは作れないので、まずは練習用に無料配布用のPDFをいろいろ作ってコツをつかみましょう。

コンテンツ作成のスキルは、まさに「一生モノ」のスキル。安定的かつ大きな収益を生み出してくれる可能性が高いものです。練習する価値がありますし、さっそく最初の1本を作りはじめてみてください。


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